私が特定のサービスに依存しないプラットフォームにこだわる理由

私の場合、特定のサービスに依存しないようなプラットフォームにこだわる構成を行っています。
例えば、このサイトはWordPressとVPSを組み合わせています。一般的にはレンタルブログで十分かと思われるのですが、独自ドメインを取得してVPSと組み合わせているのにはいくつか理由があります。

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サービスの組み合わせが自由

ドメインレジストラおよびサーバーを、自分の需要に応じて自由に選択することができます。また、同じ環境を構築できるのであれば、これらを管理してもらう業者を後から変えることができ、その際にURLが変わることもありません。また、ウェブサイトで使用するソフトウェアも自由に選択できます。私はWordPressを使用していますが、これに関しては各自扱いやすいと思うソフトウェアを利用すればよいでしょう。
独自ドメインを取得している限りは、そのドメイン名は持ち物になるため長期的に見た場合に評価を蓄積しやすくなります。特定のサービス下でコンテンツを展開すると、その評価は所詮そのサービスのアカウントにしか蓄積できず、サービスから直接持ち出すことはできません
やむを得ず使用するサービスを変更する場合は、その評価はゼロから蓄積しなおすことになってしまいます。SEO対策に関してもやり直しとなってしまいます。レンタルブログや画像投稿サイトに依存している場合に、起こりやすい現象となります。

いつでも移転できる

移転しやすい環境を構築しておくことにより、業者でトラブルがあっても容易に脱出が可能です。
例えば、現在このブログではIDCFクラウドを利用していますが、IDCFクラウドを含むヤフー系のホスティング事業者ではアダルトサイトの運用を禁止しています1)https://www.faq.idcf.jp/app/answers/detail/a_id/485/。少し前に話題になったファーストサーバ社のZenglogicも同様に、アダルトサイトの運用を禁止しています2)https://faq.zenlogic.jp/faqs/FAQ01009
うっかりサービスごとの規制に抵触してしまった場合に、追い出される可能性もゼロではありません。事前に移転しやすい環境を構築しておくことで、仮に問題が発生しても即座にサーバーを切り替え、運営を継続することが可能となります。

このあたりのポリシーに関しては、事業者ごとに大きく対応が変わります。エロやロリに非寛容なところもあれば、かなり寛容な部分もあります。ただし、日本の法規制は遵守するようにしてください。さもなければ逮捕や起訴に至る恐れがあります。

サーバーを移転することで表現規制のラインを遠ざけることができ(る場合もあり)ますが、事業者によっては逮捕に至るラインを超える場合もあります。後者の一線を超えないよう、注意してください。当然無修正の三次元画像の投稿はご法度であるため論外です。違法とまではいえないものの、単に公序良俗に反するというだけで規制されるようなコンテンツに関しては有用です。

有名どころではAWS(Amazon Web Services)が一例としてありますが、実際に移転する場合は利用規約(ToS, Terms of Service)やAcceptable Use Policy(AUP)を確認するようにしてください。

表現規制に対抗できる

ウェブサイトの運営者があなた自身になるため、問題が発生した場合に自分自身で対処ができます。こうすることで、何が原因で問題なのかを正確に把握できますが、一方で些細なことでもすべて自分で対応する必要があります。
サーバー会社に問い合わせがあるような場合もありますが、このような場合でもまともな事業者であれば問い合わせの全文を転送して契約者(あなた)に判断を仰ぐことになります。この部分を隠すような事業者はまともな事業者ではないため、契約を解除して他の事業者に移動しましょう(いつでも移転できる環境が整えてあることのメリットが活きてきます)。

欠点もある

大きな問題として、慣れていない人にとっては構築が難しいです。情報系の学部を専攻している人にとっては何のことはないかもしれません。しかし、そのような知識を積極的に身に着けていない場合はそのようなサイトの運用すら難しいかもしれません。基本的にすべて自分で作業することになるため、ある程度の専門知識がなければ正しく運用することは難しいでしょう。
また、サービス内の1アカウントとしてコンテンツを展開するのに比べ、初期の評価が非常に低いというのがあります。サービス内であれば、緩いつながりで他の人が見に来てくれるかもしれませんが、ドメインを取得して運用する場合はこの評価がゼロの状態から始まります。よほどの有名人でない限りは、最初の数か月~数年は厳しい状態が続くことになります。
さらに、独自ドメインの維持には年間数千円程度の維持費がかかります。サーバーによってはこちらにも維持費がかかります。しかしながら、すでに多くの評価を得ており、ましては商用の過程に乗っているのであれば妥協すべきではありません。

自分自身で発表の場を持とう

特定のサービスに依存している限り、そのサービスの利用規定には従わなければなりません。後から改定されて追い出されることもあります。たとえ利用規定が理不尽でも、契約自由の原則がある限りはどうにもなりません。しかし、個人で独自ドメインとウェブサイトを持つことでこれらのリスクを回避できます。
趣味程度でやっていて、突然追い出されてもかまわないのであればここまでする必要はないです。しかし、追い出されること自体がリスクと感じている、困るというのであればリスクヘッジは必要です。

References   [ + ]

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